生理前にホルモンバランスの変動で、身体的や精神的に不調が現れることをPMS(Premenstrual Syndrome 月経前症候群)といいます。
この記事を書いている私もまさに今PMSのまっ最中なのですが、数年前までは、この生理前のモヤモヤがPMSだということを知りませんでした。
現代の多くの女性は、なんらかのPMSの症状を抱えていると言われています。でも、まだPMSという名前の認知度は低く、昔の私のように知らずに悩んでいる人もたくさんいるようです。
目次
PMSの症状がひどいと感じるとき
PMSの症状には身体的に現れるものと、精神的に現れる症状どちらもあります。
身体的に現れるもの
- 身体がむくみ、体重が増える
- 便秘がちになる
- 吹き出物ができやすい
- すぐ眠くなる
- 匂いに敏感になる
- チョコが食べたくなる
- だるい、頭痛、めまい
精神的に現れるもの
- 少しのことが気になる
- 感情の起伏が激しくなる
- 怒りが抑えられずイライラする
- ひたすら落ち込む
- 家族や身近な人に八つ当たりをしてしまう
- 人の視線が気になる
それぞれ様々な症状があると思います。身体的な症状が現れるからこそ、それを受け入れられなくて落ち込んだりイライラする…という悪循環かもしれませんね。
PMSの症状を楽にするための過ごし方
PMSだということを認める
まずは「今はPMS(生理前)なんだ」と言い聞かせるがとても大事です。
PMSの期間中は、気持ちが落ち込み、悪いことばかり考えてしまいます。しかし、生理が来ると落ち着くことが自分でわかっていれば「もう少しでこの期間も終わる!そしたら楽になる!」と前向きに思うことができます。
仕事をしている人にとっては、PMSの期間は特に苦しいものだと思います。いくら寝ても眠気がとれなかったり、集中力がすぐ欠けてしまったり。
でも、自分が生理前であるということを受け止め、「いつも以上に注意しよう」「深呼吸しよう」などと、工夫をして仕事に取り組むことで、PMSのせいでの不注意は防げるかもしれません。
薬に頼るという方法も
頭痛(片頭痛)がひどいようなら、我慢せずに鎮痛剤を飲むのがオススメです。もし妊娠を望んでいる期間でも、市販の頭痛薬は影響がないので安心です。
詳しくはこちらをお読みください★
⇒「妊娠前の鎮痛剤使用と妊娠率の関係性【記事紹介】」
婦人科での相談も可能です。妊娠を希望していない場合は低用量ピルを服用し、ホルモンバランスを調整して、PMSが楽になる人もいます。
私も独身時代に子宮内膜症がきっかけで低用量ピルを服用することになりましたが、少しPMSは楽になっていた気がします。
気分転換して、ストレスを極力なくす
軽い運動・散歩も効果的です。ストレスにならない程度で、身体を動かすようにしましょう。また、気分をリフレッシュするためにアロマやお香を焚くのもオススメです。
アルコールや塩分、カフェインの摂りすぎも、イライラや緊張感などを高める原因になり、PMSが悪化する可能性があるので、控えるようにしましょう。
PMS期間中は感情の起伏が激しくなるというところを利用して、本を読んだり映画を見ると、いつも以上に感動したり、思慮深くなる気がするといった声もあります。
PMSの症状を男性へ理解してもらうには
男性は女性のように生理がないため、ホルモンバランスに左右されることもなく、PMSに悩む女性の苦しみをすべて理解してもらうのは難しいと思います。
PMSで悩む友人は、交際相手に「症状が出るってわかってるなら、抑えることはできるんじゃないの?」と理解してもらえなかった、と言って悲しんでました。
「抑えることができるなら相談してないよ…」と話す友人の気持ちが私はよくわかります。この男性とは別れてしまいましたが、結婚した今のご主人は理解してくれているそうです。
男性に理解してもらうには伝え方が大事
交際相手もそうですが、結婚して家族になった相手には特に、PMSの辛さや苦しみのすべてを理解できないにしても受け止めて、そっと見守ってほしいですよね。
男性は「生理中(生理前ではなく)の女性はイライラしてる」と少し誤解していたり、生々しすぎる説明には嫌悪感を感じる可能性もあります。
「生理中よりも生理前に体調が悪くなる女性も多いんだよ。」
「ホルモンの関係だから病気ではないの。でも、病気じゃないからこそどうしようもないんだ。」
「ずっと続くわけじゃないから、生理前1週間くらいはそっとしておいてほしいの。」
などと、自分の気持ちや症状を伝えて、少しずつ理解してもらえるといいですね。
まとめ
私はとてもわかりやすくイライラを態度に出してしまうのですが、夫が「そっか、生理前なんだね?早くスッキリするといいね~」と励まして、適度に放っておいてくれるので、今は助かっています。
最初のうちは「なんでイライラしてるの?俺、何かした?」と言われたり、私の機嫌をとろうとするのか必要以上に構われ、余計にイライラすることもありました。
PMSの苦しみは、体験している本人でないとわからないと思います。どのような方法で楽になるかも人それぞれですが、行事や予定を詰め込まないようにしたりと、工夫できることは色々あります。
PMSとは上手に付き合っていきたいですね。
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