NEWSな2人で放送された選択的シングルマザーと精子提供について思うこと

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2016年12月29日の深夜に放送された、NEWSの小山慶一郎さんと加藤シゲアキさんの番組【NEWSな2人】で未婚の母への偏見について放送されました。

何気なく見始めたのですが、番組の中で【選択的シングルマザー】と【日本での精子提供】について詳しく取り上げられていました。

男性不妊で不妊治療をしている立場として、選択的シングルマザーを望む女性と、精子提供を行う男性について考えたことを綴ります。

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選択的シングルマザーを選択する女性が増えている

選択的シングルマザーとは

選択的シングルマザーとは、自らの希望で、婚姻をせずに子どもを持つことを選択する女性のことです。

選択的シングルマザーを希望する理由として、主にあげられるのは以下の3つ。

  • 恋愛相手が見つからない
  • 年齢的に子どもを産んでおきたい
  • 男性に頼らず子どもを産み育てたい

選択的シングルマザーを支援する団体

選択的シングルマザーの交流や支援を目的とした団体もあります。

女性と子育て研究所 SMCネット(Single mother by choice)という団体は、2014年設立され、選択的シングルマザーの認知と理解を目的に活動しています。

具体的な活動内容は、選択的シングルマザーを選択する人が増えているが、日本国内には情報があまりないため、経済的負担のことや行政の支援についての情報を提供すること。

実際に選択的シングルマザーを希望している女性の意見

SMCネットが開催した交流会の様子が放送されました。NEWSの小山さんも同席し、テレビカメラが入ることを事前に伝えられると、参加予定者3名中2名は欠席したそうです。

参加したのは、藤井さん(仮名)28歳の会社員の女性。初めての参加。

藤井さんの考えとは…

  • 結婚したくないけど子どもが欲しい
  • 結婚して、気を遣ったりするのは面倒くさい
  • 結婚は愛情ではなく経済活動だと思っている
  • そこまでお金に困ってないし、仕事は全国転勤がある
  • 「自分の仕事を大事にしたい」という気持ちが強い

この藤井さん、交際相手は外国人と日本人の2人いて、並行して付き合ってるとのこと。

寂しいから彼氏は必要。だけど彼氏と結婚は別物ですよね。

藤井さんは社会的や経済的にとても自立した女性で、自分の考えをしっかり持っているようでした。SMCネットの方がこう問いかけます。

「(子どもに)こんな思いをさせてごめんなさい」というように親が考えていると、子どもは「自分かわいそうなんだ・・・」と思ってしまう。

「(お母さんは)自分が決めた道であなたを幸せにするからね」と、しっかり生き方を示していれば、子どもが卑屈になることはない。

いくら覚悟はあっても問題は尽きないので、育てるには1人よりは2人がいい。その2人目が旦那さんである必要があるか否か。親だったりシッターさんに頼ることが必要になる場面もある。

藤井さんは両親よりもシッターさんに頼ることを考えていますが、会社はシッターさんにも手当が出たりと、育児環境についての問題はあまり感じていないようでした。

あとは、精子をどうするかが問題ですが、この藤井さんの場合は「彼氏の子どもを産みたい」という気持ちはないので、第三者の精子提供を受けたいと話しています。

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精子提供についての問題

選択的シングルマザーが子どもを作る方法は?

未婚で子どもを授かる方法は大きく分けて2つあります。

①恋愛関係の延長で未婚のまま子どもを授かる
 ⇒親権や認知問題で揉めることもある
②精子バンクを利用して、第三者から精子提供を受ける
 ⇒アメリカなど様々な国で、精子提供を受けられる機関があるが費用がかかる

アメリカの有名な精子バンクでは、希望する目や髪の色、身長や顔など好みのタイプの精子を事前に選択することができるそうです。

★精子バンクでかかる費用
登録料 約1万円
精子代 約8万円~(1回分)
配送料 約1万円~
合計  約10万円
※1ドルあたり120円で計算した

まるでネットショッピングのように、自分の希望に合うものを選べるそうです。

日本の精子提供の現実

日本の第三者からの精子提供のルールは、【不妊症のため、子を持つことができない夫婦のみ利用可能】となっています。これは不妊症という理由でないと第三者からの精子提供を受けられないことを意味していますが、禁止する法律はなく、グレーゾーンだということです。

日本国内でも、ボランティアで精子を提供しますという男性がたくさんいて、インターネットで検索すると比較的すぐ見つかります。

スタジオにいた佐藤弁護士はこのような問題も指摘しています。

あくまで個人間のやり取りで、そこに規制はないため、精子が安全な物かどうかわからない。

ボランティアで精子提供している男性の意見

実際にボランティアで40人以上に精子を提供してきた、やまかんさん(仮名)のインタビューがありました。精子提供した女性のうち、4人が既に出産しているそうです。

やまかんさんの奥さんは子どもができない身体だそうですが、自分で社会貢献として、本当に困っている人に子どもを作ってあげることができるなら、という善意の気持ちで無償で提供しているとのこと。

★実際の精子提供の流れ
①希望する人からメールが来る
②日時を相談し、駅前などで待ち合わせる
③直接ビンに入れて、精子を渡す(医療用ではなく適当なもの)
④女性が針のない注射器などで、自ら注入する

まとめ

番組は「精子提供が法的に整っていない日本の現状が明らかになった」という取材結果で締めくくられました。結婚する理由も、子どもに対しての考えも、十人十色が当たり前で、何が良くて何が悪いかなんて、ないのだと思います。

しかし、番組内で日本国内での無償の精子提供の需要として「悩める女性や、経済的に精子提供を受けられない夫婦のために…」と紹介されていたことは、心につっかえるものがありました。

非閉塞性無精子症などの重度男性不妊で、治療や手術を受けたとしても、直接遺伝子的に夫と繋がりのある子どもを望めない夫婦もいます。そして、非配偶者間人工授精(AID)で授かる道を選択した場合でも、費用は保険適用ではなく自己負担になります。

「経済的に精子提供を受けられない夫婦のために…」というのは、このような状況で、個人間での無償提供を選択する夫婦のためということを言っているのでしょう。でも、精子提供を法的に整えることと同時に、経済的な理由で妊娠を諦める夫婦が出ている悲しく厳しい現実にも目を向けてほしいと思いました。

私は愛する夫の子どもだからこそ、産んで育てたいという気持ちでいるので「結婚はしなくてもいいけど、子どもは産みたい」という女性の考えは受け入れがたくもあります。しかし、時には「この人と結婚していなかったら今ごろ…」と考えることも正直あるので、考え方を否定することはできません。

しかし、選択的シングルマザーを希望する女性が精子提供を何度か受けても授かれなかった時、もしかして子どもを授かりにくい体質なんだと気づき始めた時、それを受け止めてあげる人がいるのだろうかと心配になりました。余計なおせっかいかもしれませんが。

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