AGEの蓄積で不妊リスクが高まることが判明 検査方法や料金は?

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ノニジュースなど健康食品事業を展開するモリンダが、第61回日本生殖医学会で「AGEの蓄積が不妊治療の成績に影響することを確認した」と発表しました。

不妊に悩んでいる人にとって、新たな原因の発見や、対策・治療につながる手がかりとなるような情報は、とても貴重な存在と言えます。

AGEという言葉、聞いたことありますか?私は初耳でしたが、健康な身体づくりのためにも、すぐに自分の生活を見直そうと思えるものでした。

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AGEって何のこと?

AGEとは

AGEは、体内の「糖化」によってできる物質のことです。「Advanced Glycation End Products」の頭文字をとってAGEといい、日本語だと「終末糖化産物」と言われています。

この「終末糖化産物」を言い換えると「タンパク質と糖が加熱された結果できた物質」となります。このAGEは、私たちの身体の老化の原因になる、老化促進物質だと言われています。

AGEが溜まってしまう要因

私たちは食事から糖を摂取し、エネルギーを作りだして生活しています。

取り入れた糖はブドウ糖に分解され、血液に吸収されていきます。このあと、血液から細胞へブドウ糖を送る役割をしているのがすい臓から分泌されたインスリンというホルモンです。血液中のブドウ糖を一定に保つ働きを担っています。

しかし、食べ過ぎなどで血液中のブドウ糖の量が増えてしまうと、インスリンが処理しきれなくなり、血液中の糖の量が多い「高血糖」となります。

私たちの体を形成している組織は、主にタンパク質です。この血液中に残ってしまった糖が、タンパク質と結びついて変性し、老化促進物質であるAGEができてしまうのです。

 AGEが身体に及ぼす影響とは

AGEが血管に蓄積すると心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症、目に蓄積すると白内障の一因となり、AGEは美容のみならず、全身の健康に影響を及ぼしていると言えます。体のあちらこちらで深刻な疾病を引き起こすリスクとなるAGEを体内に溜めない生活・減らす生活を送ることが大切です。

※AGE測定推進協会HPより

女性のわかりやすい老化として、お肌のシミ・シワ、たるみなどが思い当たりますが、それだけではなく、重大な病気になるリスクも高まるということですね。

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AGEの蓄積と不妊治療の成績との関係性

モリンダの研究内容とその結果

1.不妊症患者のAGE値は相対的に高いのか比較

女性側に特に不妊原因がない人とAGE値を比較したところ、不妊原因となる「子宮筋腫」群と「胚質不良」群のAGE値が高値を示した。

2.AGEが低値を示す群と、高値を示す群での各ホルモン値の比較

AGEが高値を示す群では、AMH(アンチミューラリアンホルモン:発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン)値が低値を示した。

3.AGE値とIVF-ET(体外受精-胚移植)治療成績の比較

AGE値が低値となる群では、受精率や胚発育に差は無かったものの、非妊娠例では妊娠例と比較して有意にAGE値が高値を示しました。

研究結果

この研究によって、AGEの蓄積が不妊やART(生殖補助医療)の治療成績の悪化に関係していることが明確化されました。

さらに今後、卵巣機能や不妊原因の診断を行う場合にAGEの測定はとても意味のある指標となり、バイオマーカーとしての利用が可能であることが示唆されました。

AGEの検査方法とその料金について調べてみた

AGEの検査は血液検査を行う病院もありますが、今は「AGEリーダー」という測定器を使って、痛みを伴うことなく簡単に3分以内で調べることができるようになっており、注目されています。この測定器は、まだ数は少ないですが徐々に普及されてきているそうです。

インターネットで「糖化検査」「糖化度測定」「AGE測定」「AGEリーダー」などと検索すると、検査が受けられるクリニックがみつかります。検査料はクリニックによってまちまちですが、1回あたり500円~10000円くらいと差が大きいので、HPに掲載されていなければ電話でも問い合わせたり、よく確認することお勧めします。

また、今回の研究を発表したモリンダの全国にあるセールスオフィスでは、このAGEリーダーを用いて無料で測定してもらえるそうです!(事前に連絡要)

AGEの高値がもたらす影響について まとめ

不妊治療の医学技術は年々進歩してきており、結婚と出産を推奨する政府の方針からも、不妊治療にかかる費用への歳出拡大が進められています。

今回の研究と発表も、不妊治療を行っている身としてはとても嬉しいものでした。何か特別な薬を使用するのではなく、生活習慣の改善を行うだけというのも、取り組みやすいですよね。

AGEが卵巣機能や体外受精の治療成績と関連することを世界に先駆けて示され、論文として発表されたウイメンズクリニック神野の院長の神野正雄先生は、インタビューの中でこのように話しています。

ただただ排卵誘発して、無理やり体外受精をしても不良な胚ができるだけです。
大切なことは、まず、患者さんに健康になってもらうことです。母体はもちろん、パートナーの男性もです。そして、患者さん各個の病因に応じて、オーダーメードの排卵誘発をして卵巣機能を調整します。
そうすると、今まで不成功を繰り返した難治症例でも良い卵、良い胚ができて妊娠に至るのです。
よい卵子や精子をつくるには、まずは、 患者さんが健康で幸せな状態になることから始めること。これがなければ次のステップはないと言っても過言ではありません。
そして、そのことは、近い将来の生活習慣病を予防することや美容、アンチエイジングに繋がるのです。

※妊娠しやすいカラダづくり Vol.22 より

過剰にAGEを作りださないように、糖や炭水化物を余分に摂りすぎないように気を付けたり、血糖値が急上昇しないような食べ方を行うことは、不妊治療への良い影響が期待できるだけでなく、全身の健康維持や、気になる美容問題についても、大きく意味のあるものだとわかりました。

不妊治療の有無に関わらず、家族みんなの健康維持やこれから生まれくるお腹の子供の発育にも好影響を与えると言えるので、生活習慣や食習慣を見直していきたいですね。

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