6月9日に転院して初めて(通算4度目)の採卵をしました。
4個採卵中3個は空胞でしたが、残る1個は顕微授精により無事に受精・分割してくれ、初期胚で凍結することができました。
採卵後1週間経ち、卵巣が腫れていないかのチェックのため診察を受けに行ってきました。また、その間飲んでいた「カベルゴリン」という薬の副作用について確認しました。
目次
採卵1週間後の卵巣の様子
診察前に、いつもどおり内診がありました。卵胞を複数育てたことにより卵巣が腫れて、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になっていないかを確認するためです。しかし、これについては特に自覚症状はないので安心していました。
超音波検査の結果、若干卵巣の腫れがみられるものの、OHSSを発症するほどでもなく自然に治まるレベルなので問題なしと言われました。
初期胚で凍結した受精卵のグレードは?
気になってドキドキしていた、凍結した受精卵のグレードですが、渡された「体外受精報告書」に書かれていた胚の評価は【4G1】となっていました。
最初の数字【4】は分割した細胞数を表していて、【G1】はVeeck分類でのグレードを示しています。グレードはあくまで見た目のみでの判断となりますが、移植した時の妊娠しやすさの目安になります。
※Veeck分類とは…受精卵を割球の数と大きさ、フラグメントの占有率で評価する方法。
※フラグメントとは…細胞分裂の際に生じた、細胞質の破片。フラグメントの占める割合が少ないほど、細胞分裂は順調に進んでいると言える。
グレード1が最も良好、グレード4~5での妊娠率はかなり低いため、私のクリニックでは凍結せずに廃棄してしまうそうです。
また、培養2日目で4分割になっているのは一般的な分割の速さなので、そこも問題ないと言っていただけました。凍結した受精卵が1番良いグレードとわかり、とても嬉しかったです。
グレード1でも妊娠するとは限らない
このグレードは、あくまで見た目で判断した胚の評価のため、体内に戻した後に分割が更に進み、着床するかは誰にもわかりません。
私は過去に2回移植をしていますが、1度目の移植はグレード3の受精卵でした。「グレード3でも妊娠した人はいる」という言葉を前向きにとらえていましたが、結果は出ず。
2度目の移植はグレード1の受精卵を2つ移植しました。片方は分割の速度が遅く、培養3日目で4分割の受精卵と8分割の受精卵です。
⇒「ET0 二度目の凍結胚移植してきました」
グレード1ということで医師も期待していたようですが、またも結果は出ず。この時に私自身、「グレードが良くても妊娠しない場合もある」ということを思い知りました。
採卵後に服用したカベルゴリンの副作用?
採卵当日から、お腹の張りを抑えるために処方された「カベルゴリン錠 0.25mg」という飲み薬を、1日1回(昼)2錠服用していました。処方されたのは5日分です。
私は採卵2日後から便秘気味になり、3日後にはまったく出ず、お腹(腸)がパンパンになってしまいました。同時に、立ちくらみがひどくなり、座っている状態から立ち上がるときには必ず立ちくらみを起こしていました。
あまりに症状がひどいので調べると、カベルゴリンの副作用にはこのような表示が…。
吐き気や嘔吐、食欲不振、胃の不快感、便秘などの胃腸症状が多いほうです。
めまいや立ちくらみ、浮腫などを起こすことがあります。立ちくらみは、飲み始めに起こりやすいです。
引用:おくすり110番「ハイパー薬事典」より
http://www.jah.ne.jp/~kako/frame_dwm_search.html
私の場合、食欲不振も当てはまっていました。
このことを医師に伝えたところ、確かにクリニック内でもカベルゴリンを服用した人で、「便秘や立ちくらみがつらかった」と話す人が多いことがわかりました。
5日分飲み終えたあとは、悩んでいた症状が一切なくなったので一安心です。
今後のスケジュール
・採卵後2週間前後で生理が来るはずなので、2日目からプロゲステロンを1日1回服用
・生理周期14日目~16日目のどこかで診察
・7月中旬に凍結胚移植予定
助成金が残り3回あるので、続けて採卵はせずに、今回凍結した受精卵をお迎えすることになりました。
生理周期にもよりますが、7月中には結果がわかる予定です。やっとできた1個の受精卵を戻す日が今から楽しみです。
今回のお会計は・・・
診察・内診・処方 2,030円(保険適用で3割負担)
胚凍結(4個以下) 54,000円(保険適用外で10割負担)
合計 56,030円
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