5月27日から始まった転院先では初めて(通算では4回目)の採卵周期、生理14日目の6月9日に採卵してきました。
生理2日目からフェリング150単位を8日間、生理10日目と11日目はフェリング225単位と排卵を抑制するセトロタイド0.25mg、生理12日目の夜10時にHCG5000単位を自己注射しました。
AMHが低いせいか卵が育ちにくく、採卵予定個数は3個だったので、採卵前に排卵してしまわないことと、空胞でないことを祈るばかりでした。
採卵周期12日目の卵胞の様子
D10での診察の様子は、こちらです。
⇒「採卵周期D10の卵胞チェック 低AMHで数が育たない」
D12に最後の超音波検査(内診)をしたところ、右の3個(20mm、19.5mm、17.5mm)は順調に大きくなっているけれど、左の1個は大きくなっていませんでした。
採卵予定の3個の大きさは良い感じなので、採卵日はD14の6月9日の朝9時~に本決定。このD12の夜10時にHCG5000単位を自己注射するよう指示されました。
採卵当日の注意事項
採卵に向けて、先生と看護師さんから説明がありました。
・当日は化粧禁止だけど、パウダールームがあるので採卵後に化粧することは可能。
・FSH値を抑えるために服用中のプレマリンは当日朝まで飲むこと。
・抗生物質2種類(トミロンとアンタゴスチン)は、当日朝から飲み始め、そこから1日3回×3日間飲むこと。
・静脈麻酔で採卵するため、朝起きてからは絶飲食とする(薬を飲むときだけ可)。
・当日、受付をしたらトイレで痛みどめの座薬を入れて待機。夫はすぐに採精するため、看護師さんに声をかけること。
この日のお会計は、保険適用外で9,070円でした。
採卵当日の流れ
病院到着から採卵終了まで
夫が休みを取れたため、凍結精子を使わない方向で2人で来院しました。私の病院では、採卵は静脈麻酔(希望者は局所麻酔)で行います。
夫が採精している間に、私は排卵してしまっていないかの超音波検査を行いました。その後、採卵後に休むための部屋(回復室)で着替えます。
このような、紙でできた帽子を被り、紙でできたスカートを履き、下着は外します。上半身はそのままで問題ありませんでした。
ブドウ糖の点滴が始まります。採卵の際は、この点滴口から麻酔薬が注入されるとのことでした。
採卵する部屋までは歩いて向かい、いつもの内診台と手術台を合わせたようなベッドに横になります。あっという間に採卵のための消毒などが始まり、その時はまだ麻酔が効いていないので少し痛かったです。
「深呼吸しててくださいね~眠くなりますよ~」と看護師さんの声を聞きながら意識が遠のき、採卵は無事行われ、私は回復室のベッドに移された反動で少し目が覚めました。
採卵開始から30分以上経過した頃、ブドウ糖の点滴が終わり、意識もはっきりして立ち上がっても問題なかったので、着替えて、パウダールームでメイクをし、待合室で夫と合流しました。
採卵後の内診と診察
いつも超音波検査を行う部屋で内診があり、出血を抑えるために入れていたガーゼを抜かれました。残った大きな卵胞もなく、出血もないとのことで一安心です。
その後、診察室に呼ばれ、夫と一緒に採卵結果について説明を受けました。
大きめの3個と小さめの1個、計4個の卵胞を刺しました(採卵しました)。すべて右側の卵巣のものです。
しかし、4個中3個は空胞という状態で、使えるのは1個だけとなってしまいました。そのため、顕微授精で行います。
まさかの結果に涙を堪えながら色々と質問しましたが、たくさん採卵したうち1~2個程度空胞があるのはよくあるけれど、半数以上空胞なのは多すぎるとのことでした。
次、採卵することになった場合に空胞を防ぐ対策として説明されたのは…
①HCG注射を打つ時間を、採卵の35時間前ではなく、もう少し前にずらす
②採卵日を一般的な目安の日よりも少し後ろにずらして、大きくなってから採卵する
①は、排卵誘発剤のHCG注射を打ってから、卵胞のたまごは最後の成長をするようです。なので、その時間を少し長くすることで、卵胞から滑り落ちることなく、きちんと採ることができることがある。
②は、ベストな採卵のタイミングは人それぞれ違うので、18mmで採るのが良い人もいれば、22mmまで待った方が良い人もいる。
この2つの方法で、空胞が減る場合もあるとのことでした。
受精結果と培養・凍結結果は、病院からのメールで届きます。
しかし、1つも受精や凍結できなかった場合は、僕(医師)から直接連絡をしますので、病院から連絡くることを祈って待っていてくださいね。
という説明で終わりました。
首の皮1枚で何とか繋がっている状態ですが、唯一採れた1個のたまごが受精してくれて、分割が進むことを祈ります。
今後のスケジュール
・採卵当日から飲み始めた抗生物質(トミロンとアンタゴスチン)を3日間飲む
・お腹の張りを抑えるためにガベルゴリンを昼に2錠×5日間飲む
・採卵1週間後(D21)に、卵巣が腫れてないか確認するため受診
今回の結果を受け、卵巣年齢が40歳を超えているため、1か月でも若いうちに採卵を何回かして、複数回移植するための貯卵をするという方法も提案されました。このことについても、夫と考え始めようと思います。
今回のお会計は・・・
採卵・媒精・培養・顕微授精・投薬等 207,500円(すべて保険適用外で10割負担)
いつもは現金払いのみなのですが、採卵・受精卵凍結・移植の3回のみクレジットカードが使えるとのことでカード払いができました。
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