ルティナス膣錠の効果や副作用まとめ なぜ飲み薬じゃなく膣から?

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体外受精における胚移植の際、ルティナス膣錠やウトロゲスタン膣用カプセルといった膣坐薬が処方されることがほとんどです。飲み薬と違って、苦手だという方も多い(私も含め)薬ですが、妊娠判定日以降も使用を続けることになる大切な薬です。

私も胚移植に向けて2度目の使用となりますが、効果や「なぜ膣から入れるのか?」が気になっていたので、調べてみました。

ルティナス膣錠の使用目的と効果

ルティナス膣錠とは

ルティナス膣錠は、2014年9月に国内で承認された黄体ホルモン剤です。

ルティナス腟錠は、国内初の生殖補助医療における黄体補充を効能・効果とするプロゲステロン腟錠です。 体内で自然に産生されるホルモンと同構造のプロゲステロンを有効成分としています。

同製剤は、速やかに崩壊する発泡性の製剤で、専用のアプリケータを用いることで腟奥部まで挿入できます。 ルティナス腟錠は国内外の臨床試験でその有効性と安全性が確認されています。

※製造販売元(輸入)フェリング・ファーマ株式会社HPより

黄体ホルモンを外から補充し、受精卵の着床や妊娠の維持を図ることで妊娠率を向上させる役割をもっています。

なぜ膣錠(膣坐薬)で黄体ホルモンを補充するのか

高熱が出たときに肛門から挿入する座薬を使用した経験のある人は多いですが、膣錠(膣坐薬)は婦人科系クリニック以外ではあまり耳にすることがないと思います。

膣坐薬は、期待する効果によって大きく2種類に分けることができます。

局所的な効果を期待するもの

膣内で増殖するカンジダ菌やトリコモナス膣炎の治療などに使われます。フロリード膣坐剤やフラジール膣錠などが販売されています。

薬を作用させたい箇所(膣内)に直接触れされるために、膣錠(膣坐薬)が用いられることがわかります。

全身作用を期待するもの

プロゲステロンを含有した黄体ホルモン製剤に使われています。ルティナス膣錠やウトロゲスタン膣用カプセルもこちらになります。薬を作用させたい箇所が膣内ではないのに、なぜ膣から挿入する必要があるのでしょうか。

薬は通常、経口投与すると腸から吸収されて肝臓へ運ばれます。天然のプロゲステロンは肝臓での分解や代謝を非常に受けやすいため、経口投与では効果を発揮するのに十分な量を維持することができなくなるのです。

以前は注射により取り入れることもありましたが、その都度痛みを感じることになり、連日の通院も必要となるので、精神的かつ身体的苦痛が伴います。

また、化学合成されたプロゲステロン製剤に切り替えるという方法もありますが、天然型のプロゲステロンと比較すると安全性への懸念がつきまとっていました。

膣錠(膣坐薬)を使用するにあたっての悩み

メリットだけじゃなくデメリットも・・・

安全性も高く、効果も期待できる膣錠(膣坐薬)ですが、デメリットもあります。

  • 挿入後におりものや、薬剤が溶けた残りカスが出ることがあるので、おりものシート(場合によっては生理用ナプキン)が必要となる
  • 膣剤だけでなく専用アプリケーターも1回に1本分持ち歩く必要があるので、外出が多い人にとっては不便
  • 価格が高いため、トータルコストがかかる
    1回(1錠)330円の膣錠(アプリケーター込)を、移植前の診察~判定日前日までの14日間分処方されたので、330円×42錠となり、13,860円。陽性判定が出た場合は妊娠10週~12週まで使用を継続することとなるので、負担は続きます。

考えられる副作用

主な副作用として、頭痛・傾眠・不正出血があげられています。また、重大な副作用として血栓症が挙げられているほか、めまいやおう吐などの症状が出た場合は医師に相談するように書かれています。

1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

(1)中等度以下の肝機能障害のある患者[作用が増強され るおそれがある。]
(2)てんかん、うつ病又はその既往歴のある患者[副腎皮 質ホルモン様作用により病態に影響を及ぼすおそれが ある。]
(3)片頭痛、喘息又はその既往歴のある患者[病態に影響 を及ぼすおそれがある。]
(4)心機能障害又は腎機能障害のある患者[体液貯留を引 き起こすおそれがある。]
(5)糖尿病の患者[糖尿病が悪化するおそれがある。]
(6)35 歳以上の喫煙者で、アテローム性動脈硬化症の危 険因子を有する患者[網膜血管障害の危険性が増加す るおそれがある。]

私は昔から片頭痛持ちで、他の薬の副作用で悩まされることはあるのですが、過去2回のルティナス膣錠の使用では、片頭痛の頻度が増えるということはありませんでした。

参考記事★
⇒「カウフマン療法で服用するプレマリンの副作用で片頭痛が…」

ルティナス膣錠について まとめ

注射のような痛みもなく、メリットも多くて安全性の高いルティナス膣錠ですが、挿入時や使用中の不快感があったり、悩まされることも多いですね。

しかし、不妊治療中の黄体補充には欠かせない薬となっていますので、使用を忘れることなく、自分なりのコツを掴んで、付き合っていきたいですね。

私の病院では、妊娠12週までルティナス膣錠を使用した後に産科への転院となるので、不妊治療外来への卒業とルティナス膣錠からの卒業が本当に待ち遠しいです。

別記事で、ウトロゲスタン膣用カプセルとの違いもまとめようと思います。

移植前にルティナス膣錠を処方された時の日記です★
⇒「移植日決定!苦手な膣坐薬が少し楽しみになる方法♪」

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